発達障害 話し方心理カウンセラーの西浦まゆみです。
先日、発達障害の高3の息子と海に行きました。
毎年、夏には息子と海水浴と貝取りに行っています。
私の行く海はあまり人がいないので、
この日も3,4組の家族連れがいるくらいでした。
発達障害の息子は海が大好きです。
準備体操をしてから海に浸かり泳ぎます。
ひと泳ぎをしてから、岩場の方へ行き貝を潜って取っていました。
私も息子の助手をしないといけないので、
泳いで息子と貝を取ろうと潜るのですが、体が浮いて潜れず。
子供の頃は潜れたのに・・・とショックです。
年々息子は成長し、
自分でも、去年より泳げた、貝も取れたと、うれしそうです。
「令和になったから、僕は挑戦する年。貝もこうやって取れたよ」と
自分から自分の目標を話してきました。
息子の成長を感じながら「体験」って大切だなとしみじみ思いました。
発達障害の子どもを持つ親あなたは、
発達障害のわが子の体験を意識していますか?
発達障害のわが子は、非言語コミュニケーションが苦手です。
これは、言葉をそのままの意味で捉えてしまう事もありますが、
もう一つはイメージを持てないからです。
では、どうすればイメージが持てるのでしょう
それは「体験」を通してイメージを作っていくのです。
例えば、
海はどんな所と言っても、海を見た事がないと分かりませんよね。
なので、実際に海を見るとイメージが出来ます。
ただ、この時に、声掛けを意識的にする事が大切になります。
発達障害の子どもは語彙力が乏しいので、
どう表現していいのかわからないからです。
なので、意識的に
「広い海だね。青い海だね、キラキラ光ってきれいな海だね」など
発達障害の子どもを持つ親のあなたの言葉で、
表現して話をしていくといいのです。
定形発達の子どもであれば、
意識して話をしなくても自然に身についていく事が
発達障害の子どもは意識しないと身についていかないのです。
また、身についていくのに、時間はかかります。
気長に待ちましょうね。
難しく考えないでくださいね。
けして、どこかに行って何かを体験させないといけないと
言っている訳ではないのですよ。
日常の事でいいのです。
食事をしていて、これ、おいしいね、
または、甘いね、からいね、しょっぱいね、などでいいのですよ。
普段、私達親が意識しないでしている事を、
意識して、声掛けをして、話せる言葉を増やしていくのです。
試してみてくださいね。