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発達障害 話し方心理カウンセラーの西浦まゆみです。
最近の私は「欲」についてよく考えます。
数年前の私は「欲」があるから心が苦しくなると思い、どうすれば欲が無くなるのだろう
どうすれば発達障害の息子に対してのイライラが無くなり怒らなくてもいいのだろう・・・と思っていました。
「怒らなくなるための・・・」「イライラしない・・・」のタイトルの本も数冊読みました。
「無欲」に対するあこがれにも似た感情があったのですね。
でも、色々なことを学んでいく中で「欲」をなくすことは出来ず、
コントロールが必要なことが分かりました。
なぜなら、食欲、睡眠欲、性欲をなくすことは死ぬことに繋がるからです。
食事や睡眠をとらないと、人は死んでしまいますよね。
性欲はないと、人は子孫を残せませんよね。
なので、何事もコントロールが必要なのですね。
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発達障害のわが子はこのコントロールが苦手です。
「・・・しなければいけない」との思いが強いと「いいか」「悪いか」にこだわり、
曖昧さが分からないからです。
なので、こだわりが強い、融通が利かないとなりやすいのですね。
仏教では欲には食欲、睡眠欲、色欲、財欲、名誉欲の5つがあると言われています。
空腹感のかかわらず、食べたい、食べたくないの食欲
寝たい、怠けたいの睡眠欲
子孫繁栄のための行為や異性から愛されたい、好かれたいの色欲
お金が欲しい、物が欲しいの財欲
人から必要とされたい、認められたい、愛されたいの名誉欲
この5つの欲求が絡み合っているのですね。
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発達障害のわが子が買い物時に、あれ買って、これ買ってと強請るのは
物欲や食欲があるからです。
また、親のあなたに欲求を話すことで構ってもらえているという名誉欲も考えられます。
その発達障害のわが子の欲求がわがままと捉えるか、必要なことと捉えるかは
発達障害の子どもを持つ親のあなたの欲次第です。
発達障害のわが子にこれを買ってあげないと人からどう思われるか分からないと
名誉欲が働くこともあれば
これを買うお金の余裕がない財欲が働くこともありますよね。
その時々で欲があり、その欲のコントロールが必要なのです。
欲は満たしていけば満たしていくほど渇望していくものです。
あれも欲しい、これも欲しいと思い、それを満たしていくとまた次を求めていきます。
なので、その欲は何なのかを知り、コントロールが必要なのですね。
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発達障害の子どもを持つ親のあなたはどんな欲がありますか?
発達障害のわが子はどんな欲がありますか?
まずは紙に書いて自分や発達障害のわが子の欲を整理してみることから始めてみませんか?
そうしていくと、客観的に自分や発達障害のわが子の欲を見ることが出来ます。
試してくださいね。
そして、発達障害のわが子との会話を楽しんでくださいね。