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発達障害 話し方心理カウンセラーの西浦まゆみです。
新学期が始まり、発達障害のわが子によっては
学校や園に行きしぶりになっているわが子もいるのではないでしょうか?
発達障害の二次的障害に不登校があります。
そして、不登校には6段階があります。
・第1段階は予備期や予兆期と言い、
子どもは学校に登校していますが、
いつ学校に行けなくなってもおかしくない状態のことを言います。
つまりは不登校になる前の潜伏期間と言えます。
朝の登校前に行きたがらないなどの前兆が現れることがありますが
この時期に不登校に気がつくことはまずありません。
病気でも潜伏期に気がつくことがないように
不登校でもこの潜伏期に気がつくことはありません。
・第2段階は初期で、
子どもは頭痛、腹痛、下痢、吐き気、嘔吐などの体調不良や不眠の症状が現れます。
心身の不調により子どもは遅刻、早退、欠席が増えるようになり、
学校や社会との距離が開き始めるため安定した登校が難しくなります。
子供にとっては学校に行きたくても行けない時期になります。
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・第3段階は本格期、葛藤期と言い、
この段階に進むと子どもは殆ど学校に行っていません。
子どもの中にある「理性」と「本能」とのギャップが大きくなり、
理性では、本当は学校に行かなければいけないと思っていても、
本能では、学校には行きたくないと思っている為に
強い葛藤が生じて身動きが取れなく、辛い時期になります。
葛藤がある時に、学校へ行くことを強要すると悪化するので
この時期には学校に行くことを強要しないで、
葛藤の原因を取り除くことを重点とします。
・第4段階は安定期と言い、
この段階も本格期と同様に子どもは学校に行っていません。
ただ、本格期との違いは子どもは学校に行っていないことへの
罪悪感や自己嫌悪感がなくなっていることです。
学校に行かないことに慣れてしまい、そんな自分に満足しているので
子どもが学校に行かないことに落ち着いてしまっている時期になります。
なので、不登校の6段階の中で最も良くない段階になります。
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この安定期は葛藤がない時期なので、
不登校を解決する為には1度本格期に戻さないといけません。
安定期では学校に行けないことを受容しているので、
学校に行くための動機付けや家庭環境を見直し、
精神的な居心地の良さに重点を置き、
物理的な居心地の良さをなくしていく方向にします。
・第5段階は、リハビリ期や登校刺激時期、再発防止時期と言い
登校できない原因を取り除いて、安定期から本格期に戻す時期になります。
不登校だった子どもがいきなり毎日学校に行くことは難しいので
登校できるようになった経過を見ながら、その子にあった登校刺激をしつつ
再発防止に取り組む段階です。
言わば、リハビリ時期にあたります。
子どものストレスが溜まり過ぎないように注視し、
問題を予測してそれを回避できるようにしていく時期ですね。
・第6段階は、経過観察時期と言い
登校できるようになった経過を見ながら、再発防止に取り組む段階です。
不登校は解決していますが、再発のリスクは82〜85%くらいはあるので、
3〜6ヶ月はフォローが必要です。
ここをきちんとしていれば、不登校の再発リスクは2%くらいに減ります。
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不登校解決までには6段階あります。
4月は新しい学年で環境が変わり、
発達障害のわが子はストレスや不安を抱え込みやすい時期です。
そして、発達障害のわが子によっては
親の期待に応えようと頑張りすぎる傾向にあります。
頑張りすぎると、
空回りをして心身ともにアンバランスを起こしやすくなります。
5月は不登校になりやすい月とも言われています。
4月の頑張り過ぎた結果、5月に無気力や不安が増加して
発達障害のわが子が二次的障害の不登校になる場合もあります。
不登校にならないのが最善ですが、誰にでも不登校になるリスクはあります。
そして、不登校になったら、早めの対応が不登校解決になります。
この不登校の6段階を参考にしてくださいね。
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