発達障害 話し方ブログ

発達障害っ子は情景言葉がわからない?

更新日:


発達障害 話し方心理カウンセラーの西浦まゆみです。

先日私の住んでいる地域に、久しぶりに雪が降りました。

発達障害の21歳になる息子が
「見て母さん、綺麗な景色だよ」と言って窓を指さしたので
窓からの景色を見たら雪景色でした。

発達障害障害の息子と見ることの少ない雪景色を見ながら、
「綺麗だね」と話しました。

景色などを綺麗と表現する言葉を情景言葉と言います。

情景とは、視覚的な印象を伴う風景や光景を指す言葉です。
視覚的な要素だけではなく、その場所や状況がもつ雰囲気や感情を含みます。


発達障害のわが子は情景言葉が苦手なことがあります。

その1つの理由として、語彙力が少ないことが挙げられます。

語彙力は言葉の数に比例していきますが、体験や会話の回数も影響します。

体験や会話の数が多いほど、語彙力は増えていくからですね。

そして、発達障害のわが子の語彙力を上げるために
親のあなたに意識して欲しいのが、
発達障害のわが子にわかるように話すことです。

発達障害のわが子には、意識して話していかないと、
語彙力は思うようには増えていきません。

発達障害のわが子にわかるように意識することとは、
「この位のことはわかるはず」という私たちの思い込みを外して、
「わかっていないかもしれない」と思いながら、
発達障害のわが子と会話をしていくことですね。


特に情景を表す言葉は、私たちは無意識に話をしていることが多く、
この言葉に対して説明をしません。

定型発達の子どもであれば、観察学習で説明をしなくてもわかっていくことが
発達障害のわが子は観察学習ができないのでわかりません。

なので、発達障害のわが子にはわかるように、
確認や説明をしながら、会話をしていくことが大切です。

情景(景色)を見た時などに「こう言った景色が綺麗と言うんだよ」や
今見ている景色が「感動した景色」「言葉が出ないくらい感動する景色」
こんな景色を見ると「癒される景色」「目に優しい景色」
こんな雪が降った景色が「真っ白な雪景色だね」「銀世界だね」など
発達障害のわが子に伝えていくのですね。

回数が増えていくほどに
発達障害のわが子も情景言葉を話していくようになります。

試してくださいね。

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