発達障害 話し方心理カウンセラーの西浦まゆみです。
発達障害の子どもを持つ親のあなたは、
発達障害のわが子との会話で、
おかしいなと思う事はありませんか?
今日部屋の掃除をしていて、見つけたものがあります。
赤、青、黄色の旗。
割り箸と色紙で私が作った旗です。
発達障害の息子が小学生時に、
「左右」や「赤、青、黄色」などの色が分からない事に気づいて、
教えるために作った旗です。
発達障害の息子に
「あなたの右側にある本を取ってもらっていい?」と話した時に
発達障害の息子が戸惑ったので、おかしいなっと感じて
息子に右手はどっち?左手は?と確認していったのです。
発達障害の息子が分からない様子だったので、
息子が分かるようになる為に、
旗で遊ぼうと思って作ったのです。
「旗上げゲーム」ですね。
「右手上げて、左手上げて、右手下げないで、左手下げる」と言うように
両手に旗を持たせてするゲームです。
毎日このゲームをしていって、
発達障害の息子は左右を覚えていきました。
色もそうです。
赤、青、黄色の信号の色も分からなかったので、
意識して教えていきました。
定形発達の子どもであれば、教えていかなくても、
自然と日常生活の中で身についていくものが、
発達障害のわが子は、
意識してわが子の生活を見ていき、
何が分からないのかを見つけて、
教えていかなければわからないのですね。
私たち親にとっては、
「当たり前」「分かっている事」と思う事が
発達障害のわが子にはわからない事なのです。
なので、
生活の中で意識していく必要があるのですね。
声掛けのポイントは
「右、左は分かる?」という話し方ではなく、
「右手はどっち?右手を上げてみて?」と
実際に出来るかどうかの確認の声掛けをしていく事です。
分からない事が分かったら、
それを日常生活の中で意識した声掛けに変えていくのですね。
例えば、食事の時に
「右手で箸が持てたね。左手で茶碗を持っているね。」
運転中の時は、
「右側に曲がるね、左側に曲がるね」
など
意識した声掛けをしていってみてくださいね。
そして、大切な事は「根気」です。
発達障害のわが子が、分かるようになるのには時間がかかります。
1か月~3か月かかる事もあります。
そして、分かったと思っていても、
定期的に確認していく事も大切なのですね。
我が家の発達障害の息子は高3になりますが、
未だに「左右」があやふやになる時があります。
その都度、確認して教えていっています。
理解はしているので、そんなに時間はかからなくなっていますよ。
私たち親が日常生活の中で「当たり前」に思っている事を
発達障害のわが子が分かっているのか意識してみてください。
そして、
意識した声掛けをしてみてくださいね。