発達障害 話し方心理カウンセラーの西浦まゆみです。
暑くなりましたね。
コロナ騒ぎでマスク着用をしていることが多く
熱中症になりやすいです。
こまめな水分補給をして下さいね。
熱中症や脱水症は外出時だけと思われている人もいますが、
室内でも起こります。注意をして下さいね。
発達障害の子どもを持つ親のあなたは、
発達障害のわが子に話をしていて、
話の内容が伝わらないと思う事はありませんか?
親のあなたはこういうつもりで話したのに
発達障害のわが子は違うように捉えていると、思う事がありませんか?
これは、
「話した内容は1割も伝わらない」からなのです。
話した内容は1割も伝わらないなぜ?と思いますよね。
答えは簡単です。
話した内容が1割も伝わらないのは
受け取る側の観念、つまり価値観が違うからなのです。
そもそも、
全部の思いが伝わらなければいけないという事、自体が無理なのです。
そう思うと楽になりませんか?
例えば
発達障害のわが子から、映画に行きたいと言われたとします。
親のあなたは行きたくないので、「今度ね」と答えます。
発達障害のわが子は「いつ行くの」と、ずっと言います。
これは、
発達障害のわが子は、今は映画に行けないというように捉えています。
でも親のあなたは
映画には行きたくないから断っているという観念(価値観)の違いなのです。
また
発達障害の子どもは言葉をそのまま捉えるために、
あなたの「今度ね」ということが断られているとは分からないのです。
それに、
日本語は1文字違うだけで、ニュアンスが変わるから難しいのです。
例えば
桜はきれいと
桜がきれいの違いについて話をしますね。
「桜はきれい」は
一般論として、桜はきれいだという時に使われます。
桜が目の前にない状態で、
誰もが知っている一般的な桜というものが、きれいという
誰もが知っている情報を伝えています。
一方で
「桜がきれい」は
目の前に桜がある状況で、目の前の桜がきれいだという、
聞き手にとっては、新しい情報を伝えています。
このようにニュアンスの違いで、意味が少し違うのです。
日本語は難しいのです。
英語であれば、
はい、いいえがはっきりとしているので、
戸惑うことはないのですが、日本語の場合はあいまいです。
それに、
相手の捉え方が価値観で違うので1割も伝わらないのです。
なので
発達障害のわが子であれば、
その都度、ちゃんと伝わっているかを、確認していく必要があるのです。
話した内容を
発達障害のわが子に、確認しながら話をしてみてくださいね。