発達障害 話し方心理カウンセラーの西浦まゆみです。
先日、伯母の初盆の為に、
発達障害の高3になる息子と帰省していました。
帰省すると、いつもと違う環境。
実家と言えど何かしらの違和感がありますね。
私は仕事があり、
発達障害の高3の息子に初盆の手伝いを頼んで、1人帰ってきました。
私の兄妹家族と息子とで、初盆の事をしてくれました。
息子が帰ってきて、誇らしげに話をしてきました。
従妹の中学生の子と、色々な話をしたり、
一緒に花火をしたのがうれしかった様子です。
何よりも、発達障害の息子にとって
自分が役に立ったと思えた事が大きい様子でした。
発達障害の子どもは、自己肯定感が低い事が多いです。
これは、定形発達の子どもと比較される事が多く、
注意されるのが多い為です。
発達障害のわが子は出来ない事が多く、
自分は出来ないと実感して、自己肯定感も下がってしまうのです。
方法が間違っているだけかもしれないのに。
私は発達障害の息子が、成長した要因の1つは、
私が発達障害の息子を、信頼するようになったからだと思います。
以前の私だったら、
発達障害の息子だけを残して仕事には行ってはいないでしょう。
私がいない時に、
発達障害の息子がトラブルを起こしたらどうしよう。
私がいない時に、
発達障害の息子に嫌な事があったらどうしようと思っていたから。
それは、
私が発達障害の息子を信頼していないから、心配していただけなのです。
その事に気が付いてからは、
私は発達障害の息子を信頼しようと決めたのです。
理由はなく、
発達障害の息子を信頼しようと。
同時に私は自分も信頼しようと決めました。
自分の息子を信頼するのに、理由はいりません。
なので、
私は自分と発達障害の息子を信頼しようと決めたのです。
すると、不思議なもので、
発達障害の息子の言動を心配しなくなって、話し方も変わってきたのです。
なぜそんな事をするのか、なぜそんな話をするのかを
感情的にならずに、
発達障害の息子と向き合って、話が出来るようになったのです。
発達障害の息子も、息子なりも思いを必死に訴えてきます。
ただ、言葉の語彙が少なくて分かりずらい所はありますが、
思いは分かります。
こういう思いがあるんだなと、以前は否定的だったのが
今は優しい思いだなと、思えるようになりました。
発達障害の子どもを持つ親のあなたは、
発達障害のわが子を信頼していますか?
発達障害の子どもを持つ親のあなたは、
自分の事を信頼していますか?
そんな事をいっても、
発達障害のわが子は、
信頼出来る所がないんですと思われていませんか?
私は発達障害のわが子の事を、
信用しましょうと言っている訳ではありません。
信頼と信用は違います。
信用とは、それまでの行為や業績などから、
その出来栄えに対しての評価をする事。
つまりは、過去の実績や評価に基づいたものなので、
客観的や物質的な事になります。
信頼とは、信じて頼りににする事。頼りに出来ると信じる事。
未来の行動を信じて、期待する事。つまりは、主観的で精神的な事です。
私は発達障害の息子を信頼はしていますが、信用はしていません。
なので、息子の言動を見守っています。
発達障害の息子の過去の言動からは、まだ、信用は出来ないからです。
また、発達障害のわが子の事を信頼しているからという事で、
発達障害のわが子の事を何もしなくて、発達障害のわが子に任せたままでいいと
勘違いをされる方もいるかもしれません。
もちろん、
発達障害のわが子が見守らないで出来るのなら、
それに越したことはないでしょう。
でも、
発達障害のわが子はたいていの場合は、信用は出来ない事が多いものです。
なので、
信頼はしても、信用はできないのですね。
発達障害のわが子の未来、可能性を信じて信頼はしています。
今は出来ない事や分からない事があっても、
この子はきっと私の気持ちや思いを分かってくれる。
良い事とダメな事の区別が出来るようになると信じています。
発達障害の子どもを持つ親のあなたはどうですか?
発達障害のわが子を信頼できますか?
今日はこの事を考えてみませんか?