発達障害 話し方心理カウンセラーの西浦まゆみです。
夏休みも終わって、
学校が始まっている所、始まっていない所がありますよね。
夏休み明けって、何となくバタバタとしますね。
学校の準備、発達障害のわが子の身支度など。
発達障害の子どもを持つ親のあなたは、時間に追われていませんか?
時間に余裕がなく、イライラしていませんか?
私はハンディモップを見ると、思い出す事があります。
発達障害の息子が、小学低学年の頃
楽しそうにハンディモップで棚の掃除をしていたのですが、
私は「そんなことよりも、宿題をするよ持ってきて」と
宿題を優先にしたのです。
この時の私は、
発達障害の息子の現状を把握していなかったのですね。
発達障害のわが子は、親を見ています。
普段何気にしている事のまねしようとします。
その時がお手伝いをしてもらうチャンスなのです。
私はそのお手伝いをさせるチャンスを逃したのですね。
この時、発達障害の息子はお手伝いをしている意識はなかったでしょう。
楽しく遊んでいる感覚かもしれません。
でも遊び感覚で、お手伝いをしてくれるならいいと思いませんか?
その為には、
発達障害の子どもを持つ親のあなたが、アンテナを持っておく必要があります。
発達障害のわが子が親のまね、
食事が終わったら食器を洗い場へ持ってこようとする、洗濯物をたたもうとする
などしてきたら、
「いいよ、お母さんがするから・・・」とは言わずに、
「ありがとう、茶碗を割らないようにしっかり持ってね」
「ありがとう、タオルをこうやってたたんでね」等の声掛けをしてみましょう。
この時の声掛けのポイントは、具体的かつ端的に話す事です。
私達親は何気に「気を付けて」と声掛けしますが、
発達障害のわが子には伝わりません。
「何を」気を付けるのかが分からないからです。
なので、具体的に声掛けをする必要があるのです。
「ありがとう、気を付けて茶碗を持ってきてね」ではなく、
「ありがとう、茶碗を割らないようにしっかり持ってね」と
具体的に何をしたらいいのかを伝えていくのです。
お手伝いをさせたいけど、
タイミングが分からないと思われている親の方もいますよね。
そういう時は、
「お母さんは○○をするから、
○○君(ちゃん)は○○をしてもらってもいい?」と
声掛けをしてみてはどうでしょう。
何をお手伝いしてもらうかは、
発達障害のわが子が出来そうな事からしていくのです。
例えば、靴をそろえる事。食事の準備(箸を食卓に持っていく事)
おもちゃの片づけなど。
そして、
暫くは一緒にしていかなければ、発達障害のわが子は出来ないものですね。
発達障害のわが子が出来るようになるまでは、時間がかかり
親のあなたは時間がないと思われるかもしれません。
でも、ずっと発達障害のわが子の事を
親のあなたがしていく事は出来ないのです。
発達障害のわが子の生活力をつけるためには、
日常生活の出来る事を少しずつ増やしていく事が大切なのです。
発達障害のわが子は、
お母さんに、ほめられたい、役に立ちたいと思っています。
なので、根気は入りますが、わが子の出来る事を
お手伝いを通して増やしていきましょうね。
この時に大切な事は
発達障害の子どもを持つ親のあなたの意識です。
発達障害のわが子が、将来自分の事は自分で出来るようしよう。
今は時間がかかっても、1か月後は今よりは時間はかからない。
できる事を増やしていこうと意識をする事です。
そして、声掛けのポイントは
してもらう事を当たり前に思わない言葉かけをする事です。
「○○をしてもらって助かるやありがとう」と声掛けして、
改善点があれば、それから伝えます。
「○○をしてくれて、ありがとう。でも、これはこうしてもらった方が助かる」
など具体的にして欲しい事を伝えるのです。
試してみてくださいね。