発達障害 話し方ブログ

当たり前の事が難しいのは?

投稿日:

発達障害 話し方心理カウンセラーの西浦まゆみです。

発達障害の子どもを持つ親のあなたは、
これ当たり前の事だよね、
これ普通の事だよねと話す事はありませんか?

例えば、
挨拶は出来て当たり前。
服は前と後ろを間違えないで着るのが当たり前など。

その人、その人にとっての当り前〈普通〉があると思いますが、
実はこの当たり前に思っている事がむずかしいのです。

では、なぜ、当たり前に思っている事がむずかしいのでしょう?

当たり前と思っている事は、
自分では出来ていると思い込んでいるため意識しないからです。

出来ていなくても、出来ていると思っている訳ですね。

例えば、
会社の社員教育やビジネススクールでは、
最初に挨拶の練習やおじぎの仕方を教えます。

なぜ、当たり前のような事を教えるのでしょう?

それは、
きちんと出来ている人がいないからです。

お辞儀の仕方一つを例にとってみても、

・会釈は15度の礼。

・敬礼は30度の礼。

・最敬礼は45度の礼。などがあります。

会釈は
「恐れ入ります」や「失礼いたします」などを言う時に使います。

敬礼は
「おはようございます」などの挨拶時に使います。

最敬礼は
「申し訳ございません」「ありがとうございます」などを言う時に使います。

挨拶も先に挨拶をしてからのお辞儀なのか、
同時なのか、迷ったりするものです。

改めてしてみると、
意外にむずかしい事に気づきますよね。

なので、
当たり前の事はむずかしいという気持ちを持つ事が大切です。

そうすると、

発達障害の子どもを持つ親のあなたは、
発達障害のわが子に対して
「何でこんな事が出来ないの」という思いもなくなってきます。

そうすると、
発達障害のわが子に対しても、
「出来なくて当たり前」という思いが出てきます。

出来なくて当たり前という思いがあれば、
発達障害のわが子に教えていかないといけないと思いますよね。

そうすると、
発達障害の子どもを持つ親のあなたも
発達障害のわが子もお互いに楽になっていきますよね。

今日は、
当たり前の事はむずかしいという事を意識して
わが子に話しかけてみてください。

そうすると、
発達障害の子どもを持つ親のあなたの話し方が変わっていきます。

試してみてくださいね。

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