発達障害 話し方心理カウンセラーの西浦まゆみです。
発達障害の子どもを持つ親のあなたは、
発達障害のわが子によかれと思って
話したことがネガティブに受け取られたことはありませんか?
発達障害のわが子が不安に思っていたから
「大丈夫よ、あなたならやれる」と元気づけたのに
「そんなことばかりお母さんは言って、僕は出来ないんだよ」と
反発されたことはありませんか?
これはお互いの立ち位置の違いから起こる事があります。
立ち位置とは、
発達障害の子どもを持つ親のあなたと、発達障害のわが子との
思考癖の距離のようなものです。
この立ち位置のことを人間関係の相関図ともいいます。
人間関係の相関図とは
4つのカテゴリーから対角線上に引き合う法則の事を言います。
4つのカテゴリーとは、
ポジティブ自立とポジティブ依存。
ネガティブ自立とネガティブ依存の4つのことです。
ポジティブ 自立 | ネガティブ 自立 |
ポジティブ 依存 | ネガティブ 依存 |
ポジティブ自立とネガティブ依存、
ネガティブ自立とポジティブ依存がそれぞれ対角線上になっていて
それぞれが引き合っているのです。
発達障害の子どもを持親のあなたがポジティブ自立で、
発達障害のわが子がネガティブ依存の場合は
いくらあなたがポジティブな言葉を伝えても、
伝えれば伝えるだけわが子は反対の方向に引っ張られてしまうのです
だから、
発達障害の子どもを持つ親のあなたがいい言葉を話しているのに、
発達障害のわが子には伝わらないということもあるのですね。
こういう時は、どうしたらいいかといいますと、
寄り添うのです。
引っ張り合うのではなく、
発達障害のわが子に近づいていくのですね。
発達障害のわが子がネガティブな時は、
まずは不安な気持ちを受け止めるだけでもいいのですよ。
「あなたは今はこう思っているのね」と話すだけでもいいのです。
「こうした方がいい」や「頑張ればできる」などの提案や応援は
ネガティブになっている時はきつい時があります。
磁石でも、N極とS極では引き合いますが、
同じ極(N極とN極、S極とS極)では反発します。
綱引きでも、引っ張ってばかりだと決着は尽きませんよね。
歩み寄れないですよね。
なので、
引っ張らずに寄り添ってみることが大切になるのですね。
いい言葉を話しても伝わらない時は、
お互いの立ち位置を意識してはいかがでしょう?
試してください。
そして、親子の会話を楽しんでくださいね。