![](https://nishiuramayumi.com/wp-content/uploads/2020/09/3483200_s-300x225.jpg)
発達障害 話し方心理カウンセラーの西浦まゆみです。
今日掃除をしていて、ふと思い出したことがあります。
我が家の発達障害の息子が小学生低学年の時、
楽しそうにハンディモップで棚の掃除をしていたのです。
息子はお手伝いをしているという意識はなく、
ただ遊んでいただけかもしれないし、
私のまねをしていただけかもしれません。
その時の私は余裕がなく
「そんなことよりも、宿題をするから持ってきて」と宿題を優先にしたのです。
この時の私は、
発達障害の息子の現状を把握していなかったのですね。
![](https://nishiuramayumi.com/wp-content/uploads/2020/09/748894_s-200x300.jpg)
発達障害のわが子は、親を見ています。
普段何気にしている親のまねしようとします。
その時がお手伝いをしてもらうチャンスなのです。
私はそのお手伝いをさせるチャンスを逃したのですね。
この時、発達障害の息子はお手伝いをしている意識はなかったでしょう。
楽しく遊んでいる感覚かもしれません。
でも、遊び感覚でお手伝いをしてくれるならいいと思いませんか?
その為には、
発達障害の子どもを持つ親のあなたが、アンテナを持っておく必要があります。
発達障害のわが子が親のまね、
食事が終わったら食器を洗い場へ持ってこようとする、
洗濯物をたたもうとするなどしてきたら、
「いいよ、お母さんがするから・・・」とは言わずに、
「ありがとう、茶碗を割らないようにしっかり持ってね」
「ありがとう、タオルをこうやってたたんでね」等の声掛けをしてみましょう。
この時の声掛けのポイントは、具体的かつ端的に話す事です。
私達親は何気に「気を付けて」と声掛けしますが、
発達障害のわが子には伝わりません。
「何を」気を付けるのかが分からないからです。
なので、具体的に声掛けをする必要があるのです。
「ありがとう、気を付けて茶碗を持ってきてね」ではなく、
「ありがとう、茶碗を割らないようにしっかり持ってね」と
具体的に何をしたらいいのかを伝えていくのです。
![](https://nishiuramayumi.com/wp-content/uploads/2020/09/504228_s-300x200.jpg)
お手伝いをさせたいけど、
タイミングが分からないと思われている人もいますよね。
そういう時は、
「お母さんは○○をするから、
○○君(ちゃん)は○○をしてもらってもいい?」と
声掛けをしてみてはどうでしょう。
何をお手伝いしてもらうかは、
発達障害のわが子が出来そうな事からしていくのです。
例えば、靴をそろえる事。食事の準備(箸を食卓に持っていく事)
おもちゃの片づけなど。
そして、
暫くは一緒にしていかなければ、発達障害のわが子は出来ないものですね。
![](https://nishiuramayumi.com/wp-content/uploads/2020/09/3249876_s-300x200.jpg)
発達障害のわが子が出来るようになるまでは、時間がかかり
親のあなたは時間がないと思われるかもしれません。
でも、ずっと発達障害のわが子の事を
親のあなたがしていく事は出来ないのです。
発達障害のわが子の生活力をつけるためには、
日常生活の出来る事を少しずつ増やしていく事が大切なのです。
発達障害のわが子は、
お母さんに、ほめられたい、役に立ちたいと思っています。
なので、根気は入りますが、わが子の出来る事を
お手伝いを通して増やしていきましょうね。
試してみてくださいね。