発達障害 話し方心理カウンセラーの西浦まゆみです。
今日は1月10日、十日戎(とおかえびす)の日ですね。
十日戎とは、漁業の神、商売繁盛の神、
五穀豊穣の神として有名な七福神の戎(恵比寿)様を祀るお祭りです。
発達障害の高3になる息子が
小さい頃から行ける時にはこのお祭りに行っていました。
今日は久しぶりに日曜日と十日戎が重なったので、
発達障害の高3になる息子と行ってみました。
しかし、
コロナの影響で今年は十日戎は中止になっていましたが、
息子と思いで話が出来ました。
発達障害の高3になる息子は
十日戎でお守りを買って、ガラガラと抽選器を回して景品を当てたとよく覚えていました。
また、
鏡開きでぜんざいを作ることなどもよく覚えています。
楽しい思いがあるものなので、忘れにくいのかもしれませんね。
こういう感情に伴った記憶の事を情動記憶と言います。
人の喜怒哀楽などの感情に伴った出来事が記憶に残るのですね。
私たちが思い出すことは、楽しかったことや悲しかったこと、
憤りを感じたことなどの出来事です。
あの時はこんなことがあって嫌な気持ちになった。
この時はこんなことがあって楽しかったなどですね。
ただ、時として、
この情動記憶が無意識の内に私たちの行動にブレーキをかけることがあります。
何かをしてして怒られた。注意をされた。
この時に嫌な気持ちや悲しい気持ちになった場合、
同じような場面に出くわした時に、その嫌な気持ちや悲しい気持ちの為に
しないといけないことでも出来ない事があるのです。
例えば、
発達障害のわが子が自分に話ばかりをしていた時に
「自分の話ばかりをしたら話せないじゃない、そんなに話さないの」と
注意をして、発達障害のわが子が委縮した気持ちや怖いと感じたら、
それが記憶にインプットされてしまいます。
それからは、
自分の事を話さないといけない時にでも
話しをしたら怒られる、注意されると思って話せなくなることもあるのですね。
なので、
私たちが何気に話をしている「言葉」を意識することが大切なのです。
発達障害の子どもを持つ親のあなたは
普段話している言葉を意識していますか?
話しをしている言葉を1番に聞いているのは自分自身です。
自分自身の為にも、発達障害のわが子の為にも
自分が居心地のいい「言葉」やうれしい「言葉」を
意識して話してみてはいかがでしょう?
「言葉」によって思考も変わってきます。
いい言葉はポジティブな思考へ、
ネガティブな言葉はネガティブな思考へとなっていきます。
ポジティブな言葉を意識して話をしていくことで
発達障害のわが子の情動記憶も楽しい記憶になれば、
自己肯定感も高くなりチャレンジ力もついてきます。
発達障害の子どもを持つ親のあなたにとっても
自分自身がいい言葉を話していくことによってポジティブに変わってきます。
試してくださいね。
そして、
親子での会話を楽しんでくださいね。