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発達障害 話し方心理カウンセラーの西浦まゆみです。
今年に入り、数年ぶりに読書にはまっています。
物語を読んでいて、昨夜、はたっと思ったことがあります。
それは、人の本質は「愛」ということです。
物語の中、王子様とそれを取り巻く人々。ヒロインや悪役令嬢。
王子様は自分の肩書や名声しか見てくれない人々に嫌気がさしています。
誰か、誰でもいいので肩書や名声ではなく自分自身を見てほしいと願っています。
そんな中、ヒロインだけが王子様自身を見てくれて恋に落ちる物語。
そのヒロインとの恋路を邪魔する悪役令嬢。
一つの側面だけ観れば、ヒロインと王子様の恋路が正義のように応援していきますが、
実は悪役令嬢側にも事情があります。
悪役令嬢側にも家の事情や親の愛情がほしくて、
それが自分の思うように得られない為に権力や愛情を求めた結果、
ゆがんだ愛情表現になり、悪役と言われるような行動をしていたのです。
もちろん、愛のための行動のすべてが許されるものではありません。
悪役令嬢も後悔し反省して、第2の人生を送る物語もあるのです。
人は自分の弱さや愚かさを知って、
認めて反省して行動をするとそこから幸せの階段を上がることが出来るのです。
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もちろん、道徳的に許されることと許されないことがあります。
悪意や憎悪というものは愛のゆがんだものでいいものではないですよね。
そんな物語をいくつも読みながら、人の本質は「愛」なんだと改めて思ったのです。
「愛」ゆえに苦しみ、「愛」ゆえに幸せになる。
「愛」をひたすらに求めるだけか、「愛」を与えるのかの違いなのですね。
その為には「知る」ことが大切なのです。
人は知ることから始まります。
色々な事を知って、そこから考えていけるからです。
「愛」もそうです。
人の目が、世間体が気になるのは、
人からいい人と思われたい、自分を見てほしい、認められたいと思うからです。
発達障害のわが子が不安定になるのは、
発達障害の子どもを持つ親のあなたが楽しそうにしていないからです。
発達障害のわが子とのコミュニケーションにおいて戸惑うには
お互いの思い違いがあるからです。
どれも根本には愛されたい、愛したいとの「愛」があるからです。
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親の愛情が分からない、愛された思いがない、親の都合ばかり押し付けられた・・・
色々な思いがありますよね。
でも「愛」はあるのです。
ただ、愛の大きさや伝え方、表現の仕方で伝わらないだけなのです。
自己愛で自分しか愛せないなどの小さな愛の時には上手く伝わらないのです。
どうしても、自分を守ろうとする防衛本能が強く出るからです。
発達障害の子どもを持つ親のあなたはどうでしょうか?
自分の感情のコントロールが上手くいかずにイライラして
発達障害のわが子に八つ当たりをした経験はありませんか?
普段だったら、何でもないことにいら立つことはなかったのに
その時だけ発達障害のわが子の言動がいら立って、
つい声を荒げてしまったという経験はありませんか?
周りの人のことを気にするあまりに、
発達障害のわが子の言動を制限したりしていませんか?
発達障害の子どもを持つ親のあなたは
周りを気にするあまりに心が疲れているのですね。
すべては、発達障害の子どもを持つ親のあなたが
人に嫌われたくない、好かれたいとの思いや
発達障害のわが子が人から嫌われたくない、好きになってもらいたいという思いからです。
つまりは「愛」のためですね。
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「愛」は人に求めれば求めるほど渇望していきます。
なので、自分で愛を満たしていった方が人に与えられるのですね。
その為には、
自分自身にあれが出来ないと、これがないといけないなど自分に対しての条件付けをしないで
これでいいと認める事が大切です。
知って、認めること。
そして、自分は責めないで反省し行動していく。
そうしていくことで、自分の人生が開けていきます。
1歩前に歩くことが出来ます。
発達障害の子どもを持つ親のあなたが
発達障害のわが子との関係を悩んでいるのも「愛」ゆえです。
まず、知ることから始めてみてはどうでしょうか?
そして、発達障害のわが子との会話を楽しんでくださいね。