発達障害 話し方心理カウンセラーの西浦まゆみです。
私たちの周りには色々なルールがあります。
社会のルールや自分だけのマイルールなど
私たちの日常生活の中にルールは当たり前のようにありますよね。
ただ発達障害のわが子にはこのルールが守れないことが多いのです。
発達障害の子どもを持つ親のあなたは
発達障害のわが子がルールを守れず戸惑うことはありませんか?
発達障害のわが子がルールを守れないのは
ルール自体を理解していなかったり、
ルールは分かっているけど衝動が抑えられなかったり
自分の認知歪みがあるために自分の価値観で判断してしまうからです。
だから、発達障害のわが子に「ルールは守るためのもの」から
伝えていかなければいけないのですね。
発達障害の子どもを持つ親のあなたは、
この位のルールは当たり前だから伝えなくても分かると思っていませんか?
私たちには当たり前に思うルールでも、発達障害のわが子には分かりません。
社会のルールは目には見えないからです。
「順番を守らなければいけない」と言われても、
定形発達の子どもであれば自然に身につく事でも、
発達障害のわが子には身につかないのです。
イメージ力の低から見通しが出来ないし、相手の立場に立って物事を考えられない為に
順番を守らなかったらどうなる、と言うことが分からないからですね。
順番を守らないと相手が嫌な気持ちになるということが、
発達障害のわが子には分かりません。
発達障害の子どもを持つ親のあなたが
「相手の立場に立って考えて」と発達障害のわが子に伝えても分からないのです。
「相手の立場に立つ」とはどういうことかというのがイメージ出来ないのですね。
なので、自分は順番を守っている時に守らない人がいた時に
どう思うのかを一緒に考えていくといいのです。
「相手の立場になって考える」と話すよりも
自分だったらどう思うと話した方が分かりやすいのです。
また、順番を守るってどうすることなのかもわからないこともあります。
だから、発達障害のわが子に合ったルールを守ることを伝えていくことが必要です。
ルール自体の理解が困難なら、ルールの意味が分かるように伝える。
実際に順番に並んで体験する。
「この時に順番に並ぶのはこうするのよ」と1つずつ丁寧い伝えていく。
ルールは分かるけど衝動が抑えられないなら、衝動性を抑える工夫をする。
認知の歪みから自分の価値観のルールがあるなら、
否定はしない話し方で正しいルールを伝えていくと
いうように伝えていくといいのです。
また、発達障害の子どもを持つ親のあなたが
発達障害のわが子にルールを守ることを伝えるのに大切なことは
親のあなたもルールを守ることです。
発達障害のわが子は親のあなたを見ています。
自分は守っているのに、親のあなたがルールを守っていなかったら
守る必要はないと思います。
ただ、発達障害のわが子と約束をしていて、
急に仕事が入ってわが子との約束を守れない時もありますよね。
そんな時は「大人の都合で・・・」とは言わずに誠実な対応で謝りましょう。
その上で代替え案を提示するのです。
約束の日を次お休みの日に振り替える。
約束を破ったので夕食をわが子の好きなメニューにするなど代替え案を提示するのですね。
試してくださいね
そして、発達障害のわが子との会話を楽しんでください。